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繰り上げ返済するメリットはあるのか?

お金を借入した際の返済方法として、繰り上げ返済というものがあります。

返済

 

これはその名の通り、通常の返済プラン通りに返していくのではなく、先々に返済する分の一部を、繰り上げて返済する方法となっています。

 

この繰り上げ返済には、どのような効果があるのでしょうか。そして重要なポイントとなる、返済総額に違いは生じるのでしょうか。

 

繰り上げ返済の特徴について特集したので、参考にしてみてください。

 

繰り上げ返済とは具体的にどんなもの?

金融業者などを通しお金を借りた人の多くは、一括返済でなく分割返済を選ぶでしょう。それにより、すぐさままとまった額を支払わなければならないという状況は回避でき、月数をかけてゆっくり返していけます。

 

とはいえ、これは一見メリットに感じられる返済の仕方かもしれませんが、一概にそうとも言い切れません。返済回数が増えるということは、その分金利も支払わなければいけないためです。

 

金利はいわば手数料であるため、実際に借りた元金とは関係のない余分に支払うお金です。そのため、返済回数は極力少ないに越したことはありません。無駄な出費を抑え、効率的な返済が可能となります。

 

そしてその返済回数を減らす手段こそが、今回テーマに掲げている繰り上げ返済なのです。

 

繰り上げ返済とは

繰り上げ返済とは、冒頭の通りのちの返済も繰り上げておこなう返済です。
毎月50,000円ずつ30年にわたり返済し続けなければならないような借り入れであっても、早い段階で50,000円以上返す月を作っておけば、借入元金は早く減り、最終的な完済時期までの期間を短縮することに繋げられます。
完済時期までの期間が短くなれば、従来予定されていた金利支払いもカットできるので、よりお得になるといえます。元金総額はそのままで、金利は抑えられる。すなわち、返済総額を減らせるというわけです。
繰り上げて返済するだけに、早い段階でまとまったお金を手元に用意できることを前提としますが、可能であれば実行しておけるとより理想的といえるでしょう。

 

もう一つの繰り上げ返済

前項で繰り上げ返済の特徴をご紹介しましたが、実は同返済方法は、この限りでもありません。実は大きく分けて、2種類存在しています。自身の収入状況、家庭におけるプランを考えた上で、適した方を選ぶと良いでしょう。

 

まず前項で紹介したものは、完済までの期間を短縮できることから、その名も「期間短縮型」と呼ばれています。それに対してもう一つのものは、「返済額軽減型」という名称になっています。

 

後者の場合、前者同様繰り上げて返済するものの、期間は短縮しません。とはいえ、支払うべきお金を早い段階に繰り上げて返しているので、残りの支払い総額はちゃんと抑えられています。

 

そうした理由から、この返済額軽減型では、完済までの期間や返済回数はそのままであるものの、月々の支払額を減らす効果に期待が持てます。

 

返済を最終月まで引きずり続けることは、普通に考えると少し負担かもしれません。ですが、その点さえ気にならないのであれば、むしろメリットを感じられる方法となってくれます。

 

なぜなら、月々の返済額が減ることで、生活に充てられるお金が増えることとなるからです。多額の借り入れ金ともなれば、一回の返済も結構な額でしょう。そして完済までの期間も、長くなりやすいはずです。

 

20年、30年ともなれば、それこそ人生の大部分で借金返済と付き合い続ける形となります。完済までの期間は変わらずとも、月々に残せるお金が増やせれば、人生をより充実させることに繋げられます。

 

逆に返済による出費負担が大きいままだと、人生の大部分が余裕のないものになってしまうかもしれません。

 

単純に考えれば、期間が短縮でき金利支払いも抑えられる期間短縮型が理想的に感じられますが、状況によっては、こちらの返済額軽減型の方が魅力を感じられるかもしれません。じっくり熟考した上で、選ぶようにしてください。

 

繰り上げ返済をより効果的に実行するなら

繰り上げ返済でも、損する方法、得する方法というのも存在します。まず損する方法ですが、返済期間が始まってから遅いタイミングで繰り上げ返済するケースです。

 

返済における繰り上げ返済は、後半より前半におこなう方が利息減少率が大きいためです。どうせ繰り上げすることを予定しているのであれば、早いタイミングで支払っておくに越したことはありません。

 

ただ、早ければ早いほどいいのかといえば、この点もまたそうとは言い切れません。微妙なラインになってきますが、同じ早目の繰り上げ返済でも、借り入れ直後はあまりおすすめできません。

 

この注意点を特におすすめしたいのは、住宅ローンを組んで借り入れしているケースです。住宅を購入するタイミングというのは、子供が学校などに通い始める春前後というケースが多いそうです。

 

そうなった場合、住宅費用のみならず、入学金や通学準備費用、その他もろもろ、多くの出費が予想されます。家庭における初めての通学開始ともなれば、一人の子供の初期学費等がどれほど必要かもピンとこないところでしょう。

 

そこへきて、のちの返済負担を軽減したいという理由だけで、気合いを入れて大きく繰り上げ返済などしてしまうと、のちの生活は楽になるかもしれない反面、子供が通学し始めるという重要なタイミングで、今現在の生活が苦しくなってしまうかもしれません。

 

総合的に見てそこまで負担でない繰り上げ返済額でも、何かと入用な住宅購入直後に関してはまた別です。住宅ローンを組んだ後すぐの繰り上げ返済は、できるだけ避けた方がいいかもしれません。

 

ボーナス払いとの比較

繰り上げ返済と似た存在に、ボーナス払いがあります。これは繰り上げ返済以上に身近な存在といえるかもしれません。

 

なぜなら、自主的におこなう繰り上げ返済と異なり、ボーナス払いは契約時に金融業者側より利用の有無を聞いてくる場合もあるほどだからです。

 

意識せずとも、基本的にはほぼかならず目に入る存在なので、繰り上げ返済を知らない人でもこちらなら知ってるという人も少なくないことでしょう。ですが有効性については、今回のテーマである繰り上げ返済の方が高いといえます。

 

なぜなら、同じく返済期間途中でまとめて返す方法でありながら、ボーナス払いは不安定な存在であるためです。会社の状況や景気によって、ボーナス額が変動することはしばしばです。

 

そのため、ボーナス払いを設定していても、予定通りに繰り上げた返済ができない場合も出てくるかもしれません。そうした不安定さというリスクも考えれば、より確実性の高い繰り上げ返済の方が、やはり理想的といえるのです。

 

ボーナス払いとどちらがいいのか悩んでいる人は、繰り上げ返済に重きを置いて考えた方が良いといえるでしょう。

 

負担の軽減に繋がる

繰り上げ返済とは、その名の通り返済期間途中で繰り上げて返済する方法です。早い段階でまとまった額を返すことにより、期間短縮もしくは返済額軽減といったメリットに期待が持てます。

 

いずれも返済していく上で負担の軽減に繋がるため、検討して損はない存在といえます。より効果の高い繰り上げ返済をするなら、借り入れ後の早い段階、なおかつ出費が伴いにくいタイミングで検討することをおすすめします。

 

なぜなら、金利の減少幅が大きく、最終的な支払い金利総額を抑えることに繋がるためです。ただ、生活面で出費が多い時期の場合、繰り上げ返済により直近の生活を苦しいものにしてしまうという可能性も否めません。

 

住宅ローンに繰り上げ返済を適用する場合は、特にその現象が起こりやすいです。気をつけて利用するようにしましょう。